タオの月
7/24夜 カプセル兵団≪アナザーメディアオペレーション ♯5≫ 笹塚ファクトリー


出演者名書かないけどゴメンなさい。
怪獣出ました。 宇宙人も。 でも時代劇だよ。


「タオの月」は雨宮慶太監督の映画です。
封印された怪物を倒すべく、地球人と異星人が力を合わせて戦う姿を描いたSF時代劇。
・・・と、解説に書いてあった。
映画の主な出演者は、永島敏行・阿部寛・吉野紗香・榎木孝明、といった皆さま。

映画ならもちろん、
特殊メイクもできるし、特撮もある。
見てないけど、もしかしてCG処理とかもあったかも知れない。

でも、小劇場だから(笑)

ストーリーはまったく同じで
「演劇的見地」にシンプルに立つ作品に仕上がっていました。

つまりは
「ハイ、客席も想像力をフルに駆使して、ついて来てくださいよ!!」ってスタンスよ。
疲れるじゃないの(笑)

舞台って、ホントにどんな世界でも創れちゃうんだなぁ。
そのことにまずある意味感動だよ。
バックの風景が変わるどころか、装置転換さえ一回もなかった。
小道具さえ、すんごいちゃっちい(←ゴメン)

なのに、場面転換もあざやかだし(暗転使いません)
そんで、ビックリしたのが視覚のマジックみたいなヤツだ。



カプセル兵団さん、お名前は存じ上げておりましたが
観るのは初めてです。
だいたいこういうテイスト・・・って想像していたのと
そんなに違いはありませんでしたけど。

脚本・構成・演出の吉久直志さん。
個人的に名字では口に出して呼びたくない吉久さん(笑)
彼は役者としても角行という悪役を演じていらっしゃいましたが
(この役は映画では榎木孝明さん)
演劇でこういう空間を創ろうと思ったのはなぜなんでしょうね? 不思議。

雨宮監督の映画を舞台化したのも今回が初めてではないとのことで、
それもどんな作品だったのか気になるところ。
ヒーローショーなんかも手がけていらっしゃるんですよね?
だから怪獣の動きとかいろいろ作れるのか。

構成・演出、ってあるから
おそらくここでは彼が考えた手法だと思いますが
(他でもあるかも知れないけど見たことないんで)
映画だったらカメラが動くべきところを、
客席固定のまま役者が動く、ってのがありまして。

言葉で説明して伝わるかどうか自信がありませんが、
たとえば戦闘シーンで敵と味方がそれぞれ向き合った一瞬、ってのを
ストップモーションみたいな感じでカメラが捉える場面があるとするでしょ?
映画なら、カメラがクレーンなりレールなりを使って動けるじゃないですか。
味方側の目線から撮って、
そのまま90度回転して両者向き合った絵を撮って
また90度回転して敵側の目線から撮る、みたいな感じ。

それを舞台でやります。
客席は動けないから、役者が自力で回る(笑)
盆もないのに。

これがさ〜、そう見えるんだよね。
ちょっとだまされたような気もしつつ。

あとは、とにかく「演劇的見地」ですから、
ト書きも役者が自分で言う(笑)

間一髪、顔の前で刀を振られて
「うわぁぁ、何をする! 
・・・で、俺の前髪がバッサリ。お母さんに切られたときみたいにまっすぐにバッサリ。
あああ前髪が!」とか(←スイマセン、セリフ適当ですw)
ぜんぶセリフで言う。

その場面に出ていない役者が、衣装もそのままにひとかたまりに立って
「えー私たちは岩です」って言葉で説明する。
そこへ、その場面の登場人物が出て来て、その岩(ってか人たちw)を見て
「しまった、岩で道がふさがれているぞ!」とか言うし。

もちろん、その岩は術かけて消すんですが、
そうです人がバラければおっけー(笑)

そんで、特撮はないから術とかもセリフで。
分身の術はもちろん「エア分身の術」で、いっぱい出てるつもり(笑)
もはや、壮大なる「ごっこ遊び」だよな。
おままごとで、そこにホントにご飯はなくてもちゃんと食事ができるみたいなもの。

でも、やっぱり構成が上手いんだと思う。
セットなんかなくても、特撮なんか使わなくても、話がわかればいいじゃん、って気になれる。


とか、ほめてみたりしましたが、
え〜吉久さん、座長さんなんですよね?
こんなに面白いものが創れるんですから、もう少し芝居の練習して下さい(笑)

カツゼツ悪くて、せっかくのセリフのオチとかが聞こえなかったりするじゃないの。
もったいない。
しかも座長、一番カミカミだったよね?
お疲れなんでしょうか。

他も、セリフさえもっと明瞭だったら、って人が多くてホントにもったいないです。
聴きやすい人は、あとで出演者見たらほとんど客演の人ばっかりじゃないの。
座長、「あめんぼあかいな」から全員でもう一回やりましょうよ。

個人的には武器商人フジクロ役の北出浩二さん(teamSPITFIRE)がよかったです。
お芝居面白かったし、セリフもすごくいい。
ちょっと西村直人さん似(笑)
疾風役の船戸さん(StadioLife)と並んで、
「俺たちはスタジオライフだ」って言って
「イヤお前違うだろう」ってつっこまれて。
ナツコにもらったペンダントが大活躍(笑)

そして異星人アビラ役の大島紘子さん(伊達組)は、殺陣の技量にビックリです。
女性なんですが、アクション専門なのでしょうか。
小柄なのにな。
ひとりで、男性7人くらいを相手にする殺陣のシーンがあるんですが
すごい迫力だしキレがよくてカッコイイ。

残念なことは衣装が・・・その・・・

異星人役の女性3人。
そのなんと言うかチャーリーズエンジェルみたいな衣装が
どうにも見てて気まずくて(笑)
もう少し何とかなりませんでしたかね・・・

特に、一番上に着てるビニールみたいなの・・・

全体的に衣装はほぼ残念系だったの。
ゴメン私の好みで言ってますけど。


まあ確かに衣装のデザイン云々はあるんだけど、
でもそれはそれとして、
女子の皆さん、舞台に立つならスタイルも大事よ?
若いんだからさ、胸張って「舞台女優よ」って言えるスタイル維持しようよ。
ま、こんなおばちゃんに上から言われたくはないだろうけども。

そんで、立ち方ひとつでも、やっぱ大事よ?
キレイに見えるか見えないかは、ほんのちょっとの違いが大きな違いよ?
熱演には好感が持てただけに、そこいらへんが残念です。


そのほか印象に残ったのは
雪次朗役の高坂雄貴さん(いと、まほろば)とか
カムイ役の青木清四郎さん。 かな。
カムイが姫さまを看取る場面はよかった。


結構ギャグも多くて
ただし「キン肉マン」て、世代的にどうなの?
私はギリギリわかるんだけど、男性が多かったから結構大丈夫なのかな?
若い女の子にはわからないよね。
キン肉マンネタが多かったんで。
あ、もしかして劇団定番ネタなのか?

元の映画を見てないんでこれでいいのか判別しかねますが
ラストはもうひとつ何かあるのかと思ってた。
あ?終わり?って思っちゃった。 ちと残念。


怪獣に触れてませんでした(笑)
赤い怪獣マカラガ。
何て言ったらいいのかな〜、着ぐるみの頭と胴体と手足がそれぞれ別の人で
それが連動して動く、みたいな。
なかなかの動きを見せてました。
技術いるんだと思う。 人を食べちゃうところなんか、そう見えるし。

だいたい、小劇場なのにデカイ怪獣を出そうってこと自体がビックリだし。


そんなビックリも含めて、面白かったです。
男性のお客さんが多いのは、常連さんなのかな。




昨日が土用の丑だったけど、
今日のお昼に元の上司にうなぎご馳走してもらいました。
ひつまぶし〜 大好き〜
今度本場名古屋で食べてみたい。

とか言いつつ、こんだけ暑いのに一向に食欲が落ちないってどうよ(笑)
ま、元気だってことで。


【2008/07/25 17:17】 | 観劇日記08 | コメント(0) |
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