とけながら降ちてきた雪
4/11夜 劇団前方公演墳  東京芸術劇場小ホール2

「坂本龍馬の命、あと一年・・・」


予定がぽっかり空いてしまったので (いや空いてて普通だから)
ふと落ちていた安いチケットを拾って (落ちてない!落ちてないっ!)
もとい、ご厚意によりお安くして頂いたチケットを運よくゲットして
気持ちよくお気楽な感じで、時代劇観て来ちゃいました。
だって、何だかお芝居が観たかったのよ。

で、全然知らない劇団なんだ、スマン(笑)

え〜劇団前方公演墳さん、なんと10周年記念公演だそうです。
わーいおめでとうございます♪
10周年って義くんと一緒だ。(いや、そこは今関係ないだろう)

しかも、10周年記念公演“第二弾”ということで
先週には 「前墳バックドロップス公演」 と題して
「龍馬よ雲になりすませ」 〜 坂本龍馬の命、あと二年・・・ 〜
という公演もやっていらっしゃったようです。

しかもややこしいことに、違う劇場で。
しかもややこしいことに、二作品で 「第二弾」。
しかもややこしいことに、この二作品で 「幕末三部作シリーズの第三弾・完結編」。

なのに再演???



・・・まあ、いいか。
そこは深く追求しなくても。

とにかく、幕末物のお芝居でした。
そりゃそうか(笑)
だけど 「降ちて」 は変換できんぞ。

白状しますが
時代劇好き・そして殺陣好きの私であるにも関わらず
実は日本史には全然詳しくないのであります。
ってか、むしろ疎い?(笑) 勉強しなかったからな〜
なんとなくはわかるけれど、人物と史実にはまったく自信なし。

しかも初めて観る劇団、役者さんさえ一人も知りませんので
話について行けるかどうかも自信なし。


だけど。


いや〜書きたいこといっぱいあるわ〜
楽しかった〜〜〜♪


最初のうちこそ、
登場人物は多いし、話の展開が読めないし、
どうなることかと思いましたが
あっという間にその気持ちのいいテンポに乗せられて行きました。
休憩なしのほぼ二時間半。

関係ないけど、芸劇の小ホールは1よりも2の方が見やすいのね。


ビックリしたことが3つ。
衣装関連と、暗転の使い方と、会話の時の立ち位置 (正確には座り位置?)
・・・ って、スマン、また見方がマニアックだ(笑)



最初の場面は、いわばリプライズ。
見廻組による近江屋襲撃(=龍馬暗殺)の場面から。

この最初の京都見廻組のいでたちにびっくらこいたんだよ、あたしゃ。
衣装は赤!真っ赤!着物だけじゃなくて足袋まで赤!
そして、これは見廻組だけじゃなくて全編通してそうなんですけど
全員短髪!つまり洋髪! 要するに21世紀の普段の髪型よ。
茶髪もいるし、ギャツビーかなんかで好きにやっちゃって〜なスタイルも(笑)
そこにまずビックリでした。

ま、観てる間にそんなこと忘れるんだけど。


物語はまったくもって龍馬中心で
大政奉還までの数々のエピソードと龍馬をとりまく人間関係が
畳み込むように紡ぎ出されて行きました。

龍馬は言わば、描かれ方としては「ダメな男」
ヘラヘラしててふにゃふにゃしてて、
だけどそんな彼が誰からも愛される。
結果的には力を何も使わずにどでかいことをやってのける。

ま、史実がそんな風に伝説になってますからそうなんでしょうが(笑)

みんなキャラが立ってて (ま、現代風なんだけどね)
木戸くんも高杉くんも後藤くんも中岡くんも伊藤くんも
面白くて良かったです。
ちょっとばかり時代劇だというのを思い出させてくれるのは西郷さんくらい。
慶喜公もまあ時代劇寄りかな。
勝海舟くんでさえ、今っぽい。
あ、龍馬は一応、みんなが良く見るあの写真のスタイルに近いです。
実際にあの写真を撮る場面もあるし。

衣装もね〜
時代劇なんだけど、確かに着物とか袴なんだけど
その色使いとかがなんかカラフル。

見廻組の赤い衣装にもビックリしたんだけど
新撰組は緑。
緑の着物と袴と、まぶしいほどの黄緑色の羽織。

ま、運動会の組み分けくらいわかりやすい(笑)
見廻組なんか、出てくるときには照明まで赤だし。


あ、さっき3つって言ったけどもうひとつ忘れてたわ。
女性がですね、普通に男役なんですわ。
沖田総司も女の子。
海援隊の太郎&与三郎も女の子。
あれはただ、役者が足りないとかじゃないですよね?
高校の演劇部じゃないんだから。
やっぱり意図があって女性にキャスティングしたんですよね?

違和感ってほどではなかったですけど
あぁ〜このためなのね〜、って言う理由も感じられなかったので
意図するところを聞いてみたかった。
総司は、大河ドラマの時の藤原くんの口調に似てました。
惜しいのは殺陣が今一歩。



女優陣もわりと層が厚いんですよね。
ってことは大きい劇団なんだな。
だって人数がこんなにいるんだもの。

おりょうさんも、寺田屋のお登勢さんもよかったけど
乙女さんが非常に良い女優さんでした。
声がいいんですよ。
落ち着いた声で滑舌も良くて、通る声。
土佐の女、っていう肝の座った感じがカッコよかったです。

長崎のお元さんもキレイでちゃっかりした感じで
そして最後は強がった感じがせつなくてよかった。

勝海舟の女であるところの京町さんが
ストーリーテラーとして語りに出てきてくれるんですけど
雰囲気はすごくいいのに声のとおりがもうちょっと。
テレビじゃないからさ、あとちょっとなんて言うのかな、
ほっぺたをいっぱい使ってしゃべってくれたら。

女性たちの衣装も結構色合いに凝ってました。
あれなら着てて楽しいだろうなって衣装がたくさん。
そこはセンスいいなと思いました。



さて、ほかではあまり見ない暗転の使い方と、そして立ち位置。
ゴメンネそんなとこばっかり見てて。


暗転は多いです。
セットらしいセットがほとんどありませんので
ひたすら人物が出てきて、会話してはハケて、会話してはハケて
・・・の繰り返しなんですよ。

で、場面が変わるときに、
暗転にしておいて、次の場面の会話だけが暗転のまま始まって
明かりが入るとそこにその場面の登場人物がいる、という手法。
これが非常に多く使われてましたね。

もったいない気がするんだよな〜

普通だったら、
上手と下手を使い分けるとか、スポットライトの使い分けをするとか
そうするのが多いと思うんですよ。
いや、それがいいとか悪いとかではないのだけれど
やっぱり 「暗転が多い」 って印象なの。

紗幕を使うとかもしていないから
確かにこのテンポで場面転換したければ
暗転の中で会話だけ進行させるのは時間にムダがありませんが
でも私はもうちょっと暗転少なくして工夫した方がいいと思うなぁ。

目で見えないものが見えるようになるまでの
時間にすればわずかだけど 「見えないストレス」 ってのが
やっぱりあるからさ。

ま、劇団として、
あるいは演出家さんのこだわりなのかも知れませんけどね。



あと、立ち位置。

普通 (もっとも、何をもって普通と言うかは根拠がないけど)
舞台上で登場人物同士が会話するときって
だいたいカラダを斜めにしてでも、やや客席側を向きますよね?
ハの字になるって言うかさ〜
言いたいことわかるかしら?

でも真横なんだよ。
まったく客席から見て横顔しか見えない角度で
しっかり向かい合ってるのよ。

ま、横のときはそれでもいいさ。

ビックリしたのは客席に対して縦になる向き合い方。

会話をする登場人物の一人が
客席正面を向いているとします。
その人と会話をする人は、
いわば舞台仕様で、向き合わずにこれまた客席側を見て話すことが一般的には多い。
ってか、それが普通だと私は思ってました。

向かい合うんだよ、これが。
つまりまったく客席にお尻を向けて座るんだよ。
真後ろを向くってことよ。

結構ビックリ(笑)
それも何度も出てくるのよ。
一瞬だけとかじゃなく、それで一場面会話するのよ。
センターのお客さんには、奥の役者が手前の役者のお尻で見えないのよ。

これも演出家さんに
なにかこだわりがあるのか聞いてみたい。
おそらくは、あえてそうしてるんだと思うから。


まあそんなことなども面白いなと思いつつ。
いや〜見たことない劇団って、知らないことがいっぱいで楽し〜


最初の場面と同じ、龍馬暗殺のクライマックスはかなり力入ってました。


途中で突然ライブみたいになったのに何か意味はあったのかとか、
音楽がかぶるとセリフが消されてるよとか、
そんなに会話いっぱい入れないで、あと少し短くしても良かったんじゃない?とか
せっかくだから雪はちょっとくらい降らせて欲しかったとか、
私の勝手な言い分も含めて(笑)
見てよかったです。


舞台っていいな〜


役者さんたちがすぐにお見送りに出てきてくれるのも
小劇場ならではですよね。
もう少し間近で衣装も見たかったけど。

物販もいろいろ出てたのでちょっと興味はあったけど。


でも。

実は今日は終演後にものすごいダッシュで帰宅。
なぜって、録画予約を忘れたから(笑)
ダッシュと言ったところで、電車の中で走れるわけでもなく
普通に帰るのといくらも違わないけどね。

NHK 「スポーツ大陸」 今月からナビゲーターが藤原竜也くんになりました。
間に合ったぁ!
いえ、もちろん最初からは無理でしたけど、とりあえず番組は見られました。


登場するアスリートの方たちに特別な興味はないと言う
実に不純な見方でゴメンナサイですが(笑)
イヤ〜ほんとに今年は髪が短くて可愛いよ〜
できればもう一回しんとくが観たかったよ〜
過ぎちゃったけど大千秋楽おめでとう〜



花金のこんな過ごし方って
我ながら贅沢だなと思いつつ。

幸せ。

マニアックだけど(笑)


【2008/04/11 23:55】 | 観劇日記08 | コメント(7) |
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コメント
初めまして 
ご来場ありがとうございました★
【2008/04/12 02:02】 URL | 寺田屋お雪 #-[ 編集]
ああぁぁっ、ご本人ですよね。
可愛い柄物のお着物着て、格子戸片付けてたお雪ちゃんですよね。

勝手なことばっかり書いてます、スミマセン。
すっごく楽しかったです。
また行きます。
【2008/04/12 07:56】 URL | littlepico #nDBgf7OY[ 編集]
柄ものの着物着て、格子戸片付けてました(笑)
なんだか人柄がにじみでる素敵な日記で・・・
とても楽しく読ませて頂きました。
またぜひぜひ観に来てくださいませ★
本当にありがとうございました。
【2008/04/13 03:31】 URL | 寺田屋お雪 #-[ 編集]
初めての方にどう見られるのかなってすごく気になります。
いろいろとお芝居御覧になっている様で、ご意見興味深く拝聴しました。
ぜひまたいらしてくださいねv-238
【2008/04/15 01:01】 URL | 幕府隠密 多岐川かえで #7tx8cIQU[ 編集]
うわ〜、かえでさんにまでご訪問頂いちゃいました。
恐縮です。申し訳ないです。
むさくるしいところへようこそです。 違うか。

こんなことならもっと女優さんをたくさん褒めておけばよかった(笑)
女優さんの層が厚いと書いたのは本音です。
そこは本当にビックリしたし、そういう劇団があると知って嬉しかったです。

かえでさん、カッコよかったですよ。
隠密って難しい役だと思うんですけど。
あんまり他の役の方と関わらないところでお芝居するって言うのが。

ありがとうございました。
また楽しみにしてます。
【2008/04/15 12:17】 URL | littlepico #nDBgf7OY[ 編集]
ご来場ありがとうございましたーー。
【2008/04/15 20:54】 URL | 小野寺さん。 #-[ 編集]
  
あのっ。あのっ。
小野寺さんですか?
どちらの小野寺さんでしょうか?
事務所の方ですか?
ま、まさかとは思いますが龍馬さまですか?

スミマセン、もしかしてこういうこと
とってもマメな劇団なんでしょうか(笑)???
恐れ多いです。恐縮です。

急いで帰らないで少しお話ししてみればよかったなぁ。
次回にはぜひそうさせていただきます。
本当にみなさん、
わざわざコメントありがとうございました。

で、まだどなたかいらっしゃいますかね?
もうどうしていいかわからないんですが(笑)
【2008/04/16 00:08】 URL | littlepico #nDBgf7OY[ 編集]
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