初日を観たばかりな気がするのに。
もう前楽です。
・・・早い。
きっと6回の公演の間に
舞台もどんどん化学反応のように変化して行ったと思うので
できることならその過程を全部見ていたかった。
あと一回、それもまた変化してくることでしょう。
なんかすでにもう千秋楽見る前から息苦しいわ(笑)
初日前、
いったいどんな舞台になるのか
まっっっっっっっっったく!! 想像がつかなくて。
チラシのキャッチコピー見て
それこそ「どんなホストクラブだよ!」と一人でツッこんで。
(「貴女を素敵に誘惑する爆発的ゴージャスタイム」のとこねw)
今までまったく見たことのないステージを体験することができました。
素晴らしいダンサーたちの共鳴しあうステージでした。
うん。
共鳴。
私はそれを一番感じたかな。
響き合う、溶け合う、ぶつかり合う、そして奏で合う。
ダンサーたちの表現するものが反応しあってそこに生まれるもの。
シンフォニーってこういうことか!って
ちょっと鳥肌立ちました。
裕也さん・西島さんの思い描いたもの。
たくさんのスペシャリストたちが月日をかけて形にしてきたもの。
相当好き嫌いの分かれるステージでしょうね

正統派のコンテンポラリーテイストを期待していた人も
華やかなショーダンスや今風のカッコいいダンスを期待していた人も
どっちも「あ、違うの?」って思いそうだ。
あと、ダンスだけでイマイチ意味わかんないって人もいるよね、きっと。
あたしは好きだぁぁぁ!!!!!
大好きだぁぁぁ!!!!!
上手く言えないけど
振付がどうのとか、衣装がどうのとかではなくて
イヤそこはそこで重要なんだけども (←あとで別に語ります!)
そう言うことよりも、
ダンサー同士がコンタクトを取り合う感じ、
・・・とでも言えばいいんでしょうかね?
「自分は自分の振付をちゃんと踊ってますよ」ってのじゃなくて
ある意味ナマの真剣勝負っぽい
間合いの取り方とか、アイコンタクトとか、
うまくシンクロしたときのゾクっとするような気持ちよさとか。
そんな感覚。
たぶんね、
客席よりも、ステージで踊ってるダンサーたちが一番楽しんでると思うよ(笑)
お客を楽しませなさいよ!…ってちょっと言ってやりたい。
踊る自分たちのためのステージにしないでよ、ってね。
みんなナルシストで。
だから同じステージ上にいながら他のダンサーに嫉妬もして。
それで一緒に踊ることがこの上なく楽しくて。
そんな感覚。
さて、
最初こそ、もしかしてこれだけの数のダンサーがいたら
区別がつかないのではないかしら?とちょっと心配しましたが
全然大丈夫(笑) ってかむしろみんなわかりやす過ぎ。
(つまり個性的ってことね)
よくこれだけそろえたなぁ。
(しかもよくそれをまとめたなぁ!!)
見る場所いっぱいで大変ですよね。
場面としてはタンゴが好きかな。
裕也さんの振付は、
本当に一人一人をよく見てると思います。
誰か一人が光るのではなく、
かと言ってみんなが打ち消しあうのでもなく、
個性を残してよりカッコよく見せてる。
そしてみんなの表情がいいんだな、これまた。
そしてブリザード。
これが見られるなら何度通ってもいいとさえ思えるほど
4人の織り成す世界に、まばたきするのを忘れて入り込んでしまいます。
寛人さんの世界にじっと息を詰めてシンクロしてしまって。
そこから3人がいつ現れたのかわからないほど。
(いや、実際には見てるからわかってるけど、気持ち的に)
雪と曲と、そして4人のダンサー。
酔うね。
そして一転なごやかなboysにホッとする(笑)
さらに、華やかな舞踏会での見事なクラシックのテクニックと
以外にも「なんちゃって」にならず「ネオクラシック」になる
クラシック以外のダンサーたち。
そこへ割って入る義くん。
ってことはやっぱりこれが「破壊」なのね。
十市さんがベジャール(もどき)とインタビューで言っていた。
それほどベジャールっぽくもないと思う。
ってことはやっぱり義くんが独自のスタイルに消化したのだと思う。
もっとも、私がそれほどベジャールに通じているわけではないから(笑)
だけど、義くんのいつもの特徴ある腕の動き(特に手首)が
義くんスタイルではなく、わざと硬く硬くしているところが多いと感じるので
それはやはり振付の重要部分だったのかな、と想像します。
そして十市さん自身が、義くんのこんなところを見たい、ってのが
入っている気がする。
だって義くんらしくないようでいて
ハッとする美しいポーズとかが入ってると思うから。
私のひいき目も入ってます(笑)
当然。
思うんだけど、
今年は直前までアンジョルラスを丸々3ヶ月、
その間、正直言って踊ってないよね。
振付や稽古はあっただろうけど、踊ったうちには入らないよね。
周りはほとんどが365日踊ってる人たちだから
たったの10日やそこいらでこの公演の幕が上がるのはきつかったと思う。
カラダをダンサー仕様にするには時間もいる。
だけど、少なくとも舞台で見る限り
ダンスで見劣りする場面はない。
本人の感じ方や、一緒に踊っているダンサーたちの感触は
もしかしたら色々あるのかも知れないけど。
ちゃんと、
期待されているカリスマダンサーとしてのオーラは出ている。
それってさ、
すごいことだと思うわけよ。
だって、共にレミの舞台に立ってきたほかの役者さんたちの中で
こんな風にすぐにダンサーとして舞台に立てる人はいないわけで。
そして、見かたを変えれば
今、一緒に舞台に立っている一流ダンサーたちの中に
ミュージカルのプリンシパルとしてロングランの舞台に立てる人もいないわけで。
そこに、舞台人東山義久の意地とプライドを感じます。
願わくば
ダンサー東山義久のファンとしては
一年くらいかけてダンサーとしてどこまでやれるのか試して欲しいとも思います。
100%ダンサー仕様にモデルチェンジしたらどうなるのかを
できればこれ以上年齢を重ねないうちに
見ておきたいと思うのであります。
その反面、
もうひとつくらいミュージカルで当たり役もあるといいな〜とか
そんなことも考えたりします(笑)
欲張りだね。
キリがないね。
あ〜もうとにかく、
私はあと何度でも見たい舞台なのですが
あと一回しかやらないそうなので
私もあと一回、大事に見ます。
なんか
みんな仲良くなっちゃって離れがたい感じがするよね(笑)